□最初、ビオトープの水はどうしてこんなにも早くなくなるのだろうかと不思議に思った。コンクリート枠の旧排水構の底が閉じられてないのではないかとか、底敷きゴムに穴が開いているのではないかと考えていた。先週、友人でもある公園内ポケット・エコスペースの担当責任者に聞いたら他のエコスペースも同じだという。本来は水洗トイレのタンクに付いているような自動給水装置が付けなくてはならないのだが取り付ける予算がないとのこと。生き物の環境保全や保護の国家施策でスタートしたはずであるが、施策と現実とが一致していない矛盾と不合理が見えてくる。
□ところで、ビオトープの水は毎日確実に減る。前日や当日の天候にもよるが、1日24時間で30mmから60mmほど減ることが実測で分かった。これはオーバーフロー口(今後OFLで表す)からの水位である。気象庁流に表現するとOFL-30mmから-60mmということになる。この範囲内で雨が降れば満水ということになる。1時間当たりにすれば、昨今の九州地域に降った豪雨に近い水量である。ちなみに、地域によって異なるが、気象庁では1時間20-40mmで「大雨注意報」、40-60mmで「大雨警報」を出す目安とのこと。
□池の大きさはOFLの位置の水辺で横幅3mと縦幅7.5mである。面積にして22.5㎡である。これに高さの値となる水位OFL-45mm(-30mmと-60mmの平均値として)を掛け合わせると300cm×750cm×4.5cm=1012500立方cmとなる。ℓ単位で1013ℓである。概算で1000ℓである。2ℓペットボトルに換算して500本相当の水量である。
□環境政策の施策としてビオトープが立案された頃、都市化によるヒートアイランドの概念がなく、当時は蒸発は極少量で自動給水装置は必要でなかったと仮に仮定したとすると、都市化、少なくとも30階以上の高層マンションが7棟も集中して立ち並ぶ東雲地域におけるヒートアイランド効果は、水量にして一日平均45mmということになる。このような考えと方法で実測すると、素人にも地域別ヒートアイランド率が分かるのではないだろうか。

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