2009年12月11日金曜日

やはり「ヒートアイランド現象」と判定できる。

~《ポケット・エコスペース(PES)》の減水はヒートアイランド現象~

今年5月30日復旧作業後の《PES》(ポケット・エコスペース=江東区のビオトープに対する呼称)の管理を承ることになり、水を補給することになったが、あまりにも水引が激しいので底から漏れているのではないかと疑ったが、観察の結果、やはり「ヒートアイランド現象」によるものと判明した。

8月から11月までの水位と温度(最高℃/最低℃)との関係を次の通りである。「温度が高ければ蒸発率が高い」の常識に従えば、温度が下がるに従って水位の下がる度合いが少なくなっていることが分かる。あえて指数化すると、8月の「水位」を100とすると11月は58.5%である。これに対して「温度」は最高8月100に対して56.3%である。

ビオトープの水は水を補給しなくても自然の雨水で循環するものと仮定すると、この水位の数値分そのままが「ヒートアイランド」による「蒸発」であると考えることができる。
この方法で観測すると温度や湿度に関係なく全国一律で「ヒートアイランド現象」を知る事ができる。

09年 水位/OFL 最高/最低 湿度(%)
08月 -39.3mm 30.0/24.2 59.5
09月 -39.8mm 26.6/20.4 53.3
10月 -30.0mm 22.2/16.2 54.9
11月 -23.0mm 16.9/10.7 55.4

注)最高/最低「温度と湿度」は「東京都心」の気象庁データの単純月間平均値。
 

2009年12月7日月曜日

ポケットエコスペース(PES)は枯葉でいっぱい。

毎朝帰宅後9時半、公園内にあるビオトープ=ポケットエコスペース(PES)の水補給は習慣化してしまった。秋口になってPES水面への枯葉の落ち込みが気になっていたが、今日は特に多かった。水底も枯葉でいっぱい。熊手で掻き揚げる必要がある。